ダボハゼって?
ダボハゼ(沼チチブ)はハゼ科の魚。
川ならほぼどこにでも生息している魚だ。
ハゼ釣りの外道でも知られるダボハゼだが、食用として食されることはほとんどないらしい。
ダボハゼ食べる?食べない?
前回の記事:子供遊びに最適!簡単に釣れるダボハゼ(沼チチブ)はみんな笑顔になる救世主だった!陸前高田市の気仙川で自然体験
前回の記事で大量に釣ったダボハゼ。
検証が終わった後
これって食べられるのかな?
と、ふと疑問に思った私。
調べてみると、食用で食べられる事はほとんどないとのこと。
ほとんどない。ってことは、少しはあるという事だろうか?
食べてみて美味かったら最強のボウズ逃れなのではないか?
興味を持った私は釣ったダボハゼを4匹ほど持って帰ることにした。
どう調理して食べる?
どうやって食べたい?
候補出してみてよ
息子と話し合った候補は
- 刺身
- 塩焼き
- 唐揚げ
- 天ぷら
この4つ
ここから絞っていくことに。
刺身は、寄生虫の心配がある為却下。
塩焼きは、ダボハゼ自体が小さいので食べるの大変そうなので却下。
唐揚げは、下味を付けるので本来の味を感じられなさそうなので却下。
結果「天ぷら」でダボハゼを食してみることに。
いざ天ぷら調理開始!
材料
- ダボハゼ
- 天ぷら粉
- 揚げ油
調理手順
- ダボハゼのウロコを包丁で取る
- 頭を落とし内臓を出してからよく洗う
- 塩を塗ってぬめぬめを取る
- 腹開又は背開きにする
- 衣につける
- 油で揚げる
それでは調理開始!
釣ってきたダボハゼをよく洗い年季の入ったまな板に乗せていく。
やっぱり何回見てもおたまじゃくし。これ食うのかぁ・・・
包丁で鱗をとる。
小さいのでめちゃくちゃ取りにくい!
正直イライラする!
ヒレのあたりから頭を落とす。
そして内蔵を取り綺麗に洗う。
しかし「ぬめりが凄い」。
コレ本当に食べられるの?
大丈夫?
後悔しない?
心の声が邪魔をしてくる。
洗っても洗っても「ぬめぬめ」が取れなかったので
塩を振ってこすってぬめりを落とすことに。
ぬめりは気持ち悪いのと臭いイメージがあるため、念入りにとっておきたかった。
そして腹開きにしていく。
身が青い・・・
いやいや、これ食いもんの色じゃないだろ・・・
これは食べようとしない理由が分かる気がする。
どう見ても、どう思考を変えようとしても、マズそうにしか見えない。
気分が下がり続ける中、辞めたくなる気持ちを必死でこらえる。
キンキンに冷えた衣にダボハゼをくぐらせる。
冷やす理由は
衣と油の温度差があるほどサクッと仕上がるから
いつもベタっと揚がってしまうという方は参考にしてほしい。
そしてダボハゼを揚げ油にダイブさせる。
揚げたら何でもおいしい説あるから、何とかなるっしょ!
表面がいい感じに硬くなったら取り出す。
皿に盛り付け、臭み消しで保険のレモンを盛りつければ完成だ。
あらっ?悪くないんじゃないの?
火を通したら、青かった身が白くなり
サクサクの衣を纏っている。
ダボハゼ揚げる前に、サバ唐揚げにしたせいかちょっと唐揚げのカス付いてるけど問題なし!
恐る恐る実食・・・
普段薄めの衣の天ぷらが好きなのだが、誤魔化す為に厚くすれば良かったのではないかと考えてしまう。
塩を付けて一口・・・
ゴリッ・・・
あっ・・・中骨とるの忘れてたw
これは完全に私のミス!
小さすぎて中骨を取らずにで揚げてしまった。
だが味の方はサクッとした薄い衣に、臭みもなく、身はフワフワ。
ハモの味と食感に似ている。
あ、目をつぶればそこにハモじゃん!
川岸で釣ったダボハゼオタマジャクシが、高級魚のハモに昇華した!
あの、ぬめぬめしたオタマジャクシみたいなフォルムからは想像も付かない味だ。
釣って楽しい食べて美味いダボハゼ釣り
少々捌くのが面倒だったが味は美味かった。
小さいので中骨はキッチンバサミでとるのが取りやすそうだ。
ダボハゼは簡単に数が連れるので、ファミリー釣りにぴったり。
調理はちょっと面倒だが、ハモに昇華するのでトライするのもおすすめだ。
最強のボウズ逃れ「ダボハゼ釣り」。
皆も一度釣りに行ってみてはどうだろうか?